怪我でマッサージの収入が途絶えた時になんとかなった理由
マッサージの仕事のかたわら、フリーライターとしても活動しています。
ゆくゆくはライター業だけで食べていこうと考えていましたが、職場で怪我をしたり、上司に無茶ぶりや本来の業務でない仕事を回され続けて精神的に不安定になり休職したりしました。
その時の体験が参考になれば幸いです。
マッサージの仕事で怪我は命取り
まず、怪我について。
マッサージをしてて何で怪我をするの?と思いますよね。
したことがない方はわからないかもしれませんが、この仕事を始めた最初の頃なんて、手が痛くてお箸も持てない位だったんです。
それだけ「指が命」の仕事がマッサージの仕事なんです。
結構指を酷使している中で、力仕事をすることがありました。 そんな中、やってしまったのです。
指の骨折です。
その時は本当に後悔しました。もっと気をつけていればと。
そして、怪我をしたら仕事ができなくなり、その瞬間から1円もお金が稼げなくなってしまうんだということを悟りました。
今まで甘く考えていたんです。 いえ違いますね。 そうなったことがないので知らなかったんです。
ライターの仕事も打撃を受けたけど
利き手を負傷してしまったのですが、ライター業もマッサージ同様に指を使う仕事なので、残る片手でマウスを動かし、一生懸命書き物を行いました。
ただ、タイピングは基本的に両手を使って行うため、作業効率は大幅に落ちてしまいました。
いつもなら原稿の締め切りに余裕を持っていたのですが、当時はかなりギリギリに送ってばかりでした。 新しい記事作成の仕事を探して応募をかけるのも止めざるをえなかったので、その分売り上げは落ちました。
そんなことから少し精神的に病んでしまったり。
しかしライターなどの執筆業は依頼主さまの意向をエンドユーザーに届ける代役に近いものなので、精神の不調によってマイナス思考の文体になってしまわないように出来る範囲で気を張りました。
暖かみのある言葉遣いを探すうちに、自分の気落ちも少しずつ良くなっていった気がします。
とはいえ、ライターの仕事もしてて良かったなと強く感じています。
収入の保障される保険に入っていればいいのですが、そういう保険は高いですからね。
マッサージ師であり続けることに対する老後の不安と私の備え
サラリーマンのように組織に属した働き方は向かないので、いわゆる個人事業主としてマッサージ師を貫いています。
その反面、常に会社に雇用が守られ、老後まで面倒を見てもらえるサラリーマンはうらやましくもあります。
それゆえに会社が守ってくれない、自分でなんとかしなくてはならないだけに、人生の様々な段階のリスクを想定して備えるようにしています。
特にあの怪我をしてからです。
個人事業のメリットは頑張れば年齢に関係なくいつまでも働くことができ、収入も自分で決められることにあります。
その一方でうまくいかないと生活が立ち行かなくなるリスクもあります。 病気や怪我のことも同様ですね。
まず想定しておかないといけないのは、国民年金のみの受給になるので、老後の生活が資金面から不足しかねないということです。
そこで現役の経済的に余裕のある時期に将来受け取れる年金を増額するためにの保険をかけています。
またいつ、人生いつどのタイミングで何が起こるかわかりませんから、少しでも余裕があれば、あえて使わないお金は定期預金でまとめて残すようにしています。
そして何よりも現役の時期に働けなくなると、あらゆる想定が大幅に崩れてしまいます。
どうしても個人事業の場合、誰も面倒を見てくれないので、収入補償の保険でいざという時、入らなくなる収入が補えるようにしています。
確かに現段階で収入の割に備えに支出を多くしているのであまりゆとりを感じることはできていません。
ちなみに、フリーライターで稼いでるお金は基本的に全て貯金に回しています。 いわゆる「副業」の一つですよね。
私のように個人事業主としてマッサージの仕事をしている方は、ぜひなんらかの副業をされてみると良いかと思います。
なんども書いてますが、実体験から人生はいつ何があるかわかりません。 でも副業をしていることで、なんとかなることもあります。
将来の国民年金のお金の不安も少しは解消されるはずです。